インターネットオークションでグッズを集めるようになってから、ほぼ1年くらいたちました。今では、下北沢なんかの専門店よりオークションで物を購入する方が多くなりました。
私が探しているのは手塚治虫関係物だけですが、この1年間で出品数が倍以上に増えました。出品を全部眺めるのが大変になってきたので、条件を絞って検索するのですが、検索に使うキーワードによって、ひっかかるグッズが違ってくるので、どのようなキーワードで検索するかが難しいですね。

アトム関係でも、説明文などに「手塚」が使われていない場合は、別々に検索しなければならないですし、「ワンダースリー」と「W3」では引っかかるものが別になったりします。困るのが微妙な違いです。「バンパイヤ」じゃなく「バンパイア」などと、出品者がうろ覚えの読み方で入れてる場合もあるので、このようなイレギュラーを拾うのは至難です。そういえば、「どろろ」を「トロロ」という名前で出品された方もいました。その時の出品は、これです。でも、イレギュラーをたまたま見つけると、人気のある物でも、競争者がいないので、大変スムーズに落札できるためラッキーです。このケースは、出品者の方が、ご自分の出品グッズの由来をご存知ない時が多いようです。

逆に、みんなが検索で引っかかりやすいように、キーワードを工夫されている出品もたくさんあります。この場合は、競争者がすごく欲しい場合は、大変です。終了時間が過ぎても、延々とオークションが続いて、2時間後に落札、なんていう事もありました。もっとも、高額になる場合は、早々と降りますけど。手塚関係ではありませんが、出品者が500円くらいで出品したものが、最終的に100万円を越えて落札されたというケースを見たことがあります。本当に信じられなかったです。競争者達は、みんな。それを欲しかったんですね。ここまでくると洒落になりません。本当は、出品物を実際に見て確認した方がいいのですが・・・。

たぶん、このHPに遊びに来てくれた方で、私にグッズをさらわれたり、また、さらったりという関係になってしまった人もいると思います。好みの傾向が似てると、ウォッチリストに入れる気になるグッズも似てくるものです。まあ、恨みっこなしですよね。でも、品物は、本当に欲しい人のところに行くというのが、長い間収集を続けてきた私の持論です。いつかは、自分の所に来るものです。だから、無理して手に入れるのは不幸です。お互い気長に待ちましょうね。

インターネットのオークションでは、専門店にない、珍しいもの、使いこんで、さらにいい味が出てるものなど、たくさん出品されています。いわゆる、「ウブイ物」も結構出ています。これまで、特定の有力マニアだけに開放されていた情報が、広く出まわっているようです。アンティークおもちゃ、そして、手塚マニアなどの世界が、これから新しい展開をしていくことは間違いないでしょう。どのようになっていくかは、わかりませんが、大事なのは、自分の情熱と想いだと思います。

(2001.7.20作成)