手塚治虫おもちゃの部屋ブログ

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私の好きなマンガ達

鈴木伸一「アニメと漫画と楽しい仲間」

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「アニメと漫画と楽しい仲間」著者:鈴木伸一、発行所:玄光社

トキワ荘の住人、そして、ラーメン好きな小池さんのモデルとして有名な鈴木伸一先生が、漫画家、アニメーターになられていく過程において、いろいろな形で交流された方々とのエピソードをまとめた本です。

トキワ荘で出会った仲間達との話がたくさん書かれていますが、当時の事をリアルに経験された鈴木先生ならではの表現がとても貴重で、読んでいくうちに心に染み入ります。
この本を読んだすぐ後に、トキワ荘ミュージアムで、特別企画の「石ノ森章太郎と赤塚不二夫」を観ましたが、この本の内容と重なる部分も多くとても感慨深かったです。

今やトキワ荘の住人だった漫画家の多くが亡くなられています。正直、当時の楽しいエピソードを見聞きして、とても寂しい気持ちになってしまいます。青春。。。といった感慨ですかね。。

トキワ荘マンガミュージアム「デビルマン×マジンガーZ展」

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ひさしぶりにトキワ荘マンガミュージアムに行ってきました。目的は、「デビルマン×マジンガーZ展」を観覧するためです。

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デビルマン、マジンガーZは下記のようにそれぞれ期間を変えて展示されますのでご注意ください。
Vol.Ⅰ 「デビルマン」(2023.4.8~5.28)
Vol.Ⅱ 「マジンガーZ」(2023.6.3~7.30)

現在は、デビルマン関連で、原稿、カラーイラストなどが展示されています。

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展示会初日に永井先生が一階の特別展示室の入り口に描かれたデビルマン、マジンガーZのイラストとサインが目を引きます。

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二階の手塚先生、藤子先生が使われていた部屋には、大きなジンメンのパネルが置かれていて、自分の顔が甲羅の模様となったところを撮影できます。

デビルマンは、だいぶ前に読んだきりでアニメは見ていませんでしたが、マンガのラストシーンで半身になったデビルマンの姿が衝撃的でした。魔王ダンテを含め、デーモン的な要素がメインのストーリー展開を最初にマンガに取り入れてメジャーな作品を生み出したのは永井先生が最初ではないでしょうか?

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そういえば、ファミコンでデビルマンというゲームをやりました。結構難しくてやっと最後までたどり着いたら、「まだ悪魔は全滅していない」というようなコメントで終わってしまいがっかりしたことを思い出しました。結局未完のままです。。

6/3からのマジンガーZの展示も観に行きたいと思います。それにしても、ここに来ると一気に昔の世界に戻ったような気分になりますね。

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帰りに、松葉でラーメンを食べました。良かった。良かった。


「ちばあきおを憶えていますか」を読みました。

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「ちばあきおを憶えていますか」(著者:千葉一郎 発行所:(株)集英社)

千葉一郎さん、もちろん憶えていますよ。

私が最初に読んだちばあきお作品は、別冊少年ジャンプに掲載された「がんばらなくっちゃ」でした。
当時としては断トツに分厚い装丁に魅力を感じて、たまたま買った本でした。
「がんばらなくっちゃ」は、谷口君が懸命に努力し成長していくという話で、それだけでは、よくあるスポ根漫画になるかもしれませんが、一見素朴な味のある絵柄と独特な間のあるストーリー展開に、何とも言えない読後感が残る作品だったことを憶えています。もちろん、ちばあきお先生が、ちばてつや先生の弟さんであることなんかは知りませんでした。
それからは、「キャプテン」、「プレイボール」、「ふしぎトーボくん」、「チャンプ」、後から単行本で読んだ「校舎うらのイレブン」など、ちばあきお作品を見つけ次第熟読したものでした。
ちばてつや先生の弟さんであることは、だいぶ後に知りました。そういえば、ちばてつや先生が作中で描かれる子供たちの中に、幼い頃のあきお先生がモデルじゃないかな?と思える子がいると想像したりしています。ちばてつや先生がとても愛情をこめて表現しているように思えたので。。

「チャンプ」の連載が中断した理由は存じ上げていましたが、今回この本で詳しい経緯を知りました。あらためて哀惜の念を感じざるを得ません。
ただ、今後ちばあきお作品を読む時は、作品そのものを今までのようにストレートに楽しむことにしたいと思います。


(追伸)
この本の前半には、千葉家の物語として、満州引き上げの際の事が書かれています。実は、私の母は満州の牡丹江という所から、本当に命がけで引き上げてきました。私は幼い頃からこの時起こった様々な出来事を一部ではありますが聞かされて育ちました。当時満州にいた方々には想像を絶するご苦労があったのですね。
千葉家は、ご両親と小さいお子さん四人がお一人も欠けることなく日本に戻られました。僭越ではありますが、千葉家のご両親のご努力には大いなる敬意を表したいと思います。


松本零士先生が亡くなられました。。

松本零士先生が亡くなられていたとのニュースが飛び込んできました。「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」、「キャプテンハーロック」などの作品で一世を風靡されました。個人的には、COMに掲載されていた一連の小作品群が好きでした。松本先生の自伝的作品(?)「男おいどん」で主人公が食べていたラーメンライスは、未だに私も食べています。
また、松本先生は漫画本コレクターとしても有名でした。
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「漫画大博物館」(小学館クリエイティブ)

何年か前に、先生の講演を聴く機会がありました。その時先生は、地球の環境問題についてお話されていました。人類が地球に住めなくなることを危惧されていて、環境問題は人類の最優先課題ですぐ全人類で取り組むべきだと強く訴えられていました。まったくそのとおりですね。

ご冥福をお祈り申し上げます。。。



光速エスパーを使った東芝の販促グッズ

年末の片づけで見つけました。

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東芝ストアの販促グッズ。光速エスパーのマッチ箱です。光速エスパーのマンガは、あさのりじ版と松本零士版がありますが、これは松本零士先生の方ですね。

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東芝の乾電池の広告が印刷されている袋です。こちらも松本零士版の画です。

東芝が高速エスパーを広告に使っていたのはたぶん50年以上前だと思います。歳がばれて私的にはやばいです。

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ちなみに、これがあさのりじ先生版です。

どちらもかっこいいです。
 
プロフィール

百之介

好きなもの
手塚治虫。奈良。音楽(クラシック、ジャズ、ロック)。ラグビー。落語(志ん生、志ん朝)。井伏鱒二。森繁久彌。酒とアーモンド。。
♡♡♡(?)。

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